

大人とアラキドン酸の関係
胎児や赤ちゃんの脳の発育を良くするということで話題のアラキドン酸ですが、勿論子供のみならず、大人にとっても、大切な栄養素であることは、違いありません。
アラキドン酸の主な効果としては、免疫力アップや学習能力、記憶力の向上等が挙げられますし、高血圧の人は血圧を抑える作用をし、メタボで悩んでいる人は、コレステロール値を下げる作用があります。
免疫力アップ効果は、直接免疫機能に働くわけではなく、プロスタグランジンというホルモン(生体調整)が作用する際の材料となり、上手く配合されることで、免疫力を調整出来るとされています。
又、記憶力においては、若いうちは記憶力が良いものの、年の経過とともに段々と減少してきてしまうというのは、年の経過とともに、脳細胞も減少してくることに比例しています。
ちょっと聞くとびっくりしてしまうのですが、何と人間の脳神経細胞は、3歳がピークであり、それからはどんどん低下してしまうというデータが出ていて、それをずっと信じてきたのですが、最近になって、大人になってからも細胞が作られるという研究データも登場しているようです。
それが本当だとすれば、もう年だからと諦めていた記憶力も、トレーニングによって、十分高められるということになりますね。
それから血圧の問題ですが、血圧というのは、低血圧の人もいれば、高血圧の人もいて、血圧が高い程、脳血管が切れたり、詰まってしまうことになるので、血圧をある程度抑えなければなりません。
そこで注目しているのが、このアラキドン酸であり、上手くコントロールすることで、高血圧を抑える作用が働きます。
欧米化的になってきた日本では、和食よりも肉食系の欧米食が人気が高くなり、カロリーが高いものが増えてきた影響もあり、コレステロール値が高い人も多かったりします。
コレステロール値が高くなると、脂肪が付きやすくなるので、プロスタグランジンホルモンが正常に働けば、コレステロール値も低下してくるので、アラキドン酸がとても大切な要素となってくるのです。
私たちが健康的な生活を送ることに対して、アラキドン酸は、無くてはならない存在なのです。
これらの他にも、様々な症状の予防と回復を目指してくれるアラキドン酸は、継続は力なりというように、毎日摂取することが効果的であり、勿論赤ちゃんにとってはまさに必須ですが、大人にとっても、大切な要素であるということがお分かりいただけたと思います。